『悲嘆の門』を読んだ感想

悲嘆の門

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エンタメ作品なんだけど、言葉や物語に対する作者の哲学が伝わってくる

宮部みゆき先生といえば、知る人ぞ知るベストセラー作家。文庫本で上中下と3冊に分冊されているボリュームだけれど、一気に引き込まれて読み終えました。人が発する言葉や、心で思い描く言葉。そういったもの一つひとつが、毒にも薬にもなるということをストーリーを通して伝えてくれているような気がしました。

特にスマホの普及とSNSの便利さが相まって、20年前に比べると想像もできないくらい手軽に情報発信ができるようになりました。それだけに、いい言葉も悪い言葉も一瞬で世界の端まで届いてしまう。その影響力というものを見なおした方がいいかもな、と反省しました。

「SNSは、いたずらに誰かを傷つけるだけの発言を匿名でできてしまう仕組みではあります。当の本人はストレス発散したつもりでも、発信した人自身の中にもその言葉に込めた悪意みたいなものが溜まっていく。」

そんな考えを作中の登場人物が話す場面が印象的でした。私も概ね同意です。どうせ発信するなら根底に優しさのある言葉を連ねていきたい。改めてそう思わせてくれる作品でした。

ま、そんな風に感想をまとめましたが、エンタメ作品として読むだけでも十分楽しめちゃいます。

 

悲嘆の門(上) (新潮文庫)

悲嘆の門

文庫: 370ページ
出版社: 新潮社 (2017/11/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4101369429
ISBN-13: 978-4101369426
発売日: 2017/11/29

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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